正確に言うと、「未来の理想とする自分」と同盟を結ぶ。
誘惑が現れたとき、未来の理想とする自分に相談すると、自動的に未来記憶を思い出すことになる。当然今の自分とギャップを感じるので、ギャップを埋めるギャップモチベーションが生まれる。
人間の脳が認識している情報は、本来存在しているはずの情報の約1000分の1程度であることが科学的にわかっている。認識できる量が少ないのであれば、認識できる質を高める。気がつける情報をいいものばかりにすればいい。
いい出来事を探せ!と自分の脳に命令する
私たちの脳は困ったことにネガティブな情報を無限に見つけるようにできている。なぜなら脳の最優先事項は「死なないこと」だから。脳にとってはポジティブなことよりネガティブなことのほうが大事。危険なこと、よくないことを優先的に察知するしくみに出来ている。自分の脳に、いい出来事、チャンスを探せといつも指示を出すようにする。
未来に実現できそうだと思えるくらいの大きさがちょうどいい
もっとも目標設定に効果があることは、目標を設定して、そのゴールまでの途中に小さなゴールを設定する。小さなゴールをクリアするごとに自分で自分にご褒美を設定する。
目標を小さくすることで、クリアしているイメージが湧く未来記憶を実感できる。目標が大きすぎてクリアしているイメージが湧かないと、未来記憶に強い感情を持てないので、ギャップを感じにくくなり、ギャップモチベーションが湧きにくくなってしまう。
イマイチやる気が起きない時は目標の設定を見直してみるのも必要。
訓練が必要だ。未来の理想とする自分に相談する訓練。いい出来事を探せ!と脳に命令する訓練。これらは定着させるまで苦労しそうだが、甘えるのが得意なので目標を小さく設定することは簡単だ。ここで気をつけなきゃいけないのは、大きな目標といった枠の中で小さな目標を設定するってことだろうな。ゴールは遠いがゴールまでの給水地点はたくさん作るといったイメージだろうか。給水地点をゴールにしないよう気をつけなきゃ。
ただ、大きな目標ってなんだか遠すぎて漠然としてしまう。